着衣や所持品の損害について
2024.05.31弁護士の樋口です。 交通事故に遭われた場合、着衣や所持品も壊れてしまうことがあります。交通事故を原因として壊れてしまったのですから、これらについても、加害者側に対し、損害賠償を求めることができます。 では、具体的にどのように損害額を算定すれば良いでしょうか。 例えば、靴やiPadを壊されたと…
交通事故の加害者が自賠責のみ加入して資力がない場合
2022.08.30弁護士の樋口です。 交通事故に遭われてお怪我をしてしまった場合,加害者が任意保険へ加入していれば,任意保険会社より,お怪我の賠償の支払いを受けることができます。また,加害者が任意保険へ加入していなくとも,ご自身が人身傷害補償保険に加入していれば,同保険を利用して,お怪我の賠償の支払いを受けること…
治療費の支払を任意保険会社から打ち切られた場合
2022.02.28弁護士の樋口です。 交通事故に遭われた場合,加害者側が任意保険に加入していれば,通常,任意保険会社(もしくは同保険会社の代理人弁護士)とお話し合いをします。 交通事故に遭ったことにより通院が必要だった場合,通院に伴う治療費は,任意保険会社から,病院へ直接支払われます。被害者側としては,お怪我が完…
和解書(示談書)と免責証書の違い
2021.12.29交通事故の民事損害賠償事件が交渉(裁判外)で解決となる場合,弁護士が受任をしていれば,一般的には書面に解決内容を記載することになります。 このとき作成する書面には,①和解書(示談書)と呼ばれる書面と,②免責証書(承諾書)と呼ばれる書面の2種類があり,事案に応じて両者のいずれとするかを選択すること…
交通事故が発生した場合に警察官が作成する図面
2021.07.01交通事故には,大きく分けると「人身事故」と「物件事故」があります。 「人身事故」は事故により生命身体の損害が生じているものをいい,「物件事故」は負傷がなく車両等の財物の損害のみが生じているものをいいます。 もっとも,事故により負傷すれば自動的に全件人身事故として警察が処理するわけではなく,警察…
交通事故紛争処理センターの利用方法
2020.10.29弁護士の樋口です。 交通事故に遭われた被害者の方より,加害者側に対する賠償手続につき,ご依頼を受けることがあります。被害者の方が交通事故で怪我をされていた場合,通院期間に応じて,通院に伴う慰謝料(以下「通院慰謝料」といいます。)の支払を,加害者側に求め…
車両保険を使うべきか?
2020.01.30弁護士の樋口です。 自動車を運転中に交通事故に遭ってしまった場合,自動車の修理費用等(※修理費用が車の時価額を上回る場合は,車の時価額です)の損害が発生します。 車両保険に加入していれば,これを利用することで,ご自身が加入し…
ドライブレコーダー搭載していますか?
2019.05.31弁護士の塩野です。 私は、交通事故に関するご依頼をお受けすることも多いのですが、最近、どのような事故態様だったのかを認定することが難しい物損事故が多いと感じています。 ご依頼者様は、「駐車場内で、自分の車は停まっていて、相手の車が後退してきて衝突した。」と仰り、相手の人は、まったく逆に、「停止…
弁護士費用補償特約,是非利用しましょう
2019.04.25弁護士の樋口です。 「弁護士費用補償特約」,ご存じでしょうか。 自動車保険には,様々な特約があります。自動車保険の特約の1つとして,「弁護士費用補償特約」というものがございます。 「弁護士費用補償特約…