事業承継
統計によると、昭和50年代に平均5%であった経営者交代率は、平成23年には2.46%まで落ち込んでいます。これに伴い全国の経営者の平均年齢は59歳9ヵ月と、過去最高水準に到達しています。その結果として、平成7年頃には47歳前後であった経営者年齢のボリュームゾーンも平成27年には66歳前後になっており、今後10年間の間に、次の世代へ経営を交代(事業承継)させる必要がある企業が多数存在していると思われます。
(出典)中小企業庁委託調査「中小企業の成長と投資行動に関するアンケート調査」(2015年12月、㈱帝国データバンク)、㈱帝国データバンク「COSMOS1企業単独財務ファイル」再編加工『事業承継ガイドライン』7頁
事業承継は、大きく分けて、親族に事業を引き継がせる親族内承継と、親族以外の従業員に引き継がせる従業員承継、社外へ引き継がせるM&Aに分けられます。
そのいずれを選択するにしても、きちんとした計画を立て、法的な面でも問題のないスキームを構築する必要があります。