「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」のご紹介
2021.08.25弁護士の樋口です。 亡くなった方の遺産を相続をしたものの,遺産に含まれた不動産の買い手が見つからない,いわゆる「'負'動産」を抱えている方が,一定数,存在します。 「'負'動産」を抱えている方全員が対象となるわけではありませんが,一定の条件を満たすことで,「'負'動産」を手放し,国庫へ帰属させる…
「生まれてから亡くなるまでの戸籍」が必要と言われたら
2021.04.26戸籍は,人の出生から死亡に至るまでの親族関係を登録公証するもので,日本国民について編製され,日本国籍をも公証する唯一の制度です。 相続の際に,被相続人(亡くなった方)の開設金融機関から,被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍が必要ですと言われることが多々あります。 言う方は簡単に言いますが,実…
法定相続情報一覧図の利用方法について
2021.01.27弁護士の樋口です。 ご家族が亡くなり,相続人として,遺産を相続したい場合,相続人であることを示す資料として,必ず,戸籍謄本一式(改正原戸籍・除籍も含みます)を,役所から入手しなければいけません。 遺産として,預貯金・有価証券・不動産が含まれていた場合,金融機関・証券会社・法務局それぞれ,相続人である…
相続人が兄弟姉妹であることを示す戸籍
2020.07.27弁護士の樋口です。 ご親族が亡くなったものの,そのご親族は独身で(養子も含めた)子どもがおらず,ご両親や祖父母も他界されている場合,亡くなったご親族の兄弟姉妹(又は代襲相続人)が,相続人となります(民法889条,887条)。 &ensp…
死亡後3箇月を過ぎた相続放棄について諦めていませんか
2020.03.17弁護士の相田です。 今回は,相続にまつわる問題の中でも,一定数の割合をしめる相続放棄についてご紹介をしたいと思います。 相続の問題が発生した際に,お亡くなりになった方にどのような財産があるのかが明確で,資産よりも負債が多いということであれば,相続放棄をすることにより負債に関する支払を免れる(=…
預貯金の取引履歴を入手して,遺産を調査してみましょう
2019.10.28弁護士の樋口です。 7月のかなで便りにおいて,遺産を調査する方法として,「相続人であれば,金融機関に対し,戸籍謄本等相続人であることが分かる資料を提示することで,亡くなった方が預貯金を有しているか否か,金融機関より,回答してもらうことができる」旨お伝…
戸籍謄本等相続人であることが分かる資料を金融機関へ提示して,遺産の調査をすることができます。
2019.07.30弁護士の樋口です。 親族が亡くなり,相続人として,亡くなった方の財産(遺産)を,他の相続人とどのように分配するか,考えなければいけないことがあります。「遺産分割」という問題です。 遺産,特にどの金融機関に預貯金があるのか,相…